成長の可能性に満ちる農業【シンポジウム・映像】
(アゴラ研究所の協力で、以下のシンポジウムの内容を転載させていただきます)
日本の農業の姿が変わろうとしています。規制と補助金主導から、自立と競争への転換です。改革が遅れた分野ですが、それゆえに発展に大きな「伸びしろ」があります。そして今、世界ではITや遺伝子工学の利用で、途上国を含めて農業の生産性が急速に高まり、産業としての新しい可能性が切り開かれています。
劇的な変化を前にして、農業に私たちはどのように向き合うべきでしょうか。
アゴラ研究所は「第6回アゴラ・シンポジウム 成長の可能性に満ちる農業 新技術と改革は日本再生の切り札になるか」を16年12月開催し、日本の農業の未来を考えました。
シンポジウムには、石破茂る衆議院議員が出席し、講演しました。
石破議員は、鳥取県選出で、農水大臣、内閣府匿名担当大臣(地方創生担当)、自民党幹事長などを務めた有力議員。農業問題に精通し、政界・自民党では先駆者的に改革を訴えました。石破議員、そして農業をめぐる有識者と共に、農業の未来を考えました。
出演
石破茂(衆議院議員)
市川まりこ(食のコミュニケーション円卓会議代表)
小野寺靖(農業生産者、北海道)
小島正美(毎日新聞編集委員)
司会:池田信夫(アゴラ研究所所長)
映像(この記事)
まとめ・成長の可能性に満ちる農業【記事1】
要旨1・石破議員講演「農業による日本の活性化−政治家の立場から」【記事2】
要旨2・パネルディスカッション上 農業改革の可能性【記事3】
要旨3・パネルディスカッション下 遺伝子組み換え作物、活用は可能か【記事4】
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